THE YELLOW MONKEY SUPER 代々木5/12
2016年5月11日に復活したバンド。
解散しているうちにいつのまにか「伝説」扱いになっていたバンド。
大好きだったけど彼らを見ているのが辛くて追えなくなって最後は見ていなかったバンド。
THE YELLOW MONKEY、代々木の12日に行ってきました。前日のカウントダウンは見てませんし1曲目予想も参加してないしグッズも見てないし。チケット12日のが当たった以外(11日は外れました)何も気持ち的な準備はせず、情報も追わず、18時まで仕事して、会場についた18時半頃にようやく実感が出てきて。
イエローモンキーのライブはいつも1人で行ってました。今回も1人で行きました。ほんとは2枚で取ろうと思ってたのですが某アイドル氏にかかるお金などの関係で2枚申し込みがキツかったんですね〜。まぁいつも1人だったし、いいだろうと。
1曲目がプライマル。なのはTwitterのトレンドに入ってたから知ってました。プライマル。を自分がちゃんと向き合って聴けたのは、実は復活が決まった今年でした。
私が最初にイエローモンキーに出会ったのは、20年ほど前のCD屋。その頃私は特に好きなバンドも何もなくて、古いものばかり聴いてたんですけど。で、CD屋でかかっていた曲、音が好きだなぁこれなんていう曲かなバンド名知りたいなぁって思ったけどそれっきり。
この時かかってた曲は後日「嘆くなり我が夜のFantasy」だと判明します。
その1年後かなぁ。同僚からコンサートに誘われました。CD借りて聞きました。それがイエローモンキー。あああの時CD屋で聴いたのはこのバンドじゃん!とすぐわかった。「野性の証明」ツアーのNHKホールだと思います‥NHKホールだったというのは覚えてる。誘ってくれた同僚はなんと当日体調不良か何かで来なかったんですけどね。私は1人で(この時から結局ライブは1人で)楽しく過ごさせていただきました。この時生で聴いたエマのギターに釘付け。私それまではキーボードには耳が行くんだけどギターって良くわからなかったんです。でもエマのギターの音すっげえ好きって思って。
それからこんなに上手いバンドなんだって驚き、これはコンサートあったら行かなくちゃ!ってとりあえずFCに入りました。以降ずっとかわいかっこいいエマの虜でした。
絶賛チビ子育て中、フルタイム勤務のわーきんぐ母ちゃんにはコンサートに行くのはなかなか難しかったんですけど横アリと武道館だけは行ってましたね。
で、楽しく過ごしてたんですけど、パンチドランカーツアーであからさまにボロボロになる4人を感じて辛くなりまして。
メカラウロコ8のドームは申し込まなかったんですよね。ドームが嫌いだったというのもあるんですけど、なにか違和感を感じたんだね。見たくないなって思ったんだよね。
プライマル。なんて聴けるわけがない。や、何度かは聴きましたけど、辛いし、ドームに申し込まなかった自分も責めてしまうし、でも行きたかったかというとやっぱ違うし、いろいろ思い出して聴けない曲だった。
ようやく今年聴けるようになったんです。
その曲で復活したんだね。
復活したイエローモンキーすごかったですよ。15年経ってアラフィフの彼らが3時間のライブやるって予想だにしなかったですよ。相変わらずすばらしくカッコイイ4人、おっさんたち以前と同様スタイルいいし。なんなのあれ。美意識?トレーニングしてんだろうね。あたしも年齢を言い訳にしちゃいかんな(わたしはアニーと同い年だよ)。
音もパワフルで気持ち良くて。
そして4人の表情がとてもとてもいいの。たのしそうでしあわせそうで。ここに戻るまで15年かかったのか。15年いろいろなことがあった、皆さんもそうでしょうと言うロビン。「空の青と本当の気持ち」で長く目を閉じているロビンは何を思っていたの。美しい清々しいメロディで代々木の体育館の天井に青空が見えるようだったし、ようやく晴れた空だったように思えた。あれエマの曲なんだよね。
あたしこんなにこのバンド好きだったんだなーって思いました。好きすぎて辛かったんだなーと。それから、私こんなにエマ好きなんだなーって。
お席は2階席、見切れギリ、後ろから数列目という所謂天井席でしたけど、エマ側で、エマからの距離でいったらそんなに遠くはなかった。彼のギターソロが始まるともう身体中反応する!ワー好き好き!!!って感情が毛穴から出る勢いで(キモ)流石にエマ〜!って声はかけられないけどうっかりキャーとか言っちゃう始末でもう大変でした。カッコイイ。
ロビンを中央に、左右にエマとヒーセ、このスタイルいい3人が並ぶビジュアルの良さも最高だし、力強くかつ重くないアニーのドラムも大好きなのよ。
エマのギター聴いたら泣くんじゃないかと思ったけど泣きはしませんでした。いちばんジーンとしたのは意外にも「悲しきASIAN BOY」。またこの演出が見られると思わなかった、と感慨深かった。大好きなSUCK OF LIFEもたまらなかったです。
ロビンがこの日言った「時代錯誤な、金ぴかで花柄のロックンロール」という言葉がとても好き。
どうぞ彼らが、本当にずっとバンドを続けられるよう、彼らが思うように転がりますように。
復活おめでとう。復活ありがとう。